俺様婚約者~お見合いからの始まり~
私は怒る気にもなれずに悠斗を呆然と見つめていた。

「まあ、嫉妬も鬱陶しいけど可愛いから許すよ。

とりあえず、これからよろしく、奥さん」

え?…え?

悠斗にそう言われて顔がボッと火が点いた様に熱くなる。

「さ…、そうと決まれば次は白いウェディングドレスを選んで食事に行くぞ。

実はさっき二着、俺が選んだから着てみて」

あ…、さっき…。

何だ、ナンパしていた訳じゃなかったのか。

悠斗がさあ、と、そっと私の背中を押しながら係りの人を呼んだ。

その時…。

サロンの入口の扉が開き一組のカップルが入ってきた。

「いらっしゃいませ」

にこやかに出迎える声につられて何気なくそちらを見る。


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