俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「…いでよ…」

「ん?」

私の小さな声が聞こえていないみたい。聞き返される。

「子供扱いしないでよ!!」

自分でも自分の声の大きさに驚く。

悠斗もギョッとした顔で私を見ている。

「ええ、ええ、私はあなたから見ると確かに子供だわ。
今まであなたと仲良くしてきたのは菜緒子さんみたいな大人ばかりなんでしょ。
だから、何度も聞いてるじゃない。
本当にこれでいいのかって!嫌ならさっさとそう言いなさいよ!」

一気に大声で話したから息が切れる。

肩で呼吸を整えながら彼を見詰める。

彼もポカンとしながら目を見開いていた。



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