勘違いしないでよっ
着いたところはもちろん
海斗の部屋で。
生活感のない
気持ち悪い程、整頓された
真っ黒の部屋。
白で統一してるあたしの部屋とは
正反対の部屋だった。
勝手に座っている明日香とアツキは
コンビニの袋から
買ってきた酒やお菓子を出して
さっさと準備を始めていた。
「何突っ立ったてんの?」
後ろから海斗が言う。
「や、片付いてるなーと思って。
海斗って掃除好きなの?」
あたしは後ろに居る海斗を
見上げながら答えた。
「んなわけねーだろ。
母親が勝手に片付けてんだと思う。」
「え?知らないの?」
自分の部屋に家族が入るなんて
あたしになら考えられないけど…。
「ん、あんま家に居ないからな。
寝るだけだし。」