勘違いしないでよっ
そう思った時には、もう遅かった。
「そうなの!!」
あたしは声を張り上げて言った。
だって、今までアニメの話を
学校で出来なかったし。
分かってくれる人が居る、
って思ったら嬉しくなってしまった。
「カイ君ね!とってもカッコイイよね!」
「え?うん…!」
立場はあっという間に逆転。
控えめな返事をしたのは
あたしに話しかけてきたあの子だ。
「昨日は出てこなかったけど、カイ君の親友のライ君もすっごくイケメンでね?
ヒロインを2人で取り合うの!
友情が壊れそうになるくらいにヒートアップしちゃってね?
2人共すっごくカッコイイんだよ!
バスケで対決するシーンなんかもう最高で!!
あたしバスケも好きだから超興奮しちゃってさーっ!
あ、ネタバレしちゃった…
ごめんね。
でもすっごく面白いから、良かったら続きも見てみてよ!
漫画もあるから、前の話が見たいなら貸すよ?!」
……しまった…。
つい、ひとりで盛りあがってしまった。