勘違いしないでよっ
騒がしいはずの休み時間の教室は
気付いたらあたししか喋っていなかった。
目の前の子達は、
明らかにあたしを見てひいていた。
それだけじゃない。
クラスの人みんなの視線が
あたしに集まってる…
「そうなんだ、漫画はいいや」
「てか」
あ、この目…
あたし知ってる…
汚いものを見るような、蔑んだ目…
「キモイんだけど。」
「本物のオタクかよ。」
「なに、日和ってそんな奴だったの?」
さっきの態度とは違う。
彼女が喜んでいた「オタク」とは
違う「オタク」という言葉。
あたしは声も出なかった。
「引くわー。」
「そこまで聞いてねーし」
「大人しい系だと思ってたのに、違ったんだ」
「まじキモイ!」