勘違いしないでよっ
セリフなんて頭に入ってこなくて…
あたしに向けられる批難の声が
頭を巡る、巡る…
『キモイ』
『死ね』
まるで何にも思ってないような
無表情になった。
何も考えずに見つめる画面では
非現実的な制服を着た可愛いヒロインが
教室で楽しそうにお喋りしてるシーン。
それを、ボーっと見つめた。
『キモイ』
『死ね』
『オタク』
まるで、その子があたしに向かって
言っているような気がして…
テレビの電源を落とした。
だめ、言わないで。