勘違いしないでよっ


そして練習が終わって
帰る時間になった。


「お疲れ様です、先輩」

「また来てくださいね!」

「さようなら!」


口々に言う後輩。


あたしもコーチにお礼を言って
帰る事にした。

ゆっくり自転車を漕ぐ。


「疲れたなー…」

ふらふらしながら家に着いた。
ただいま、と言って
リビングに上がると
父は風呂を入れて待っててくれた。


「おかえり。
お風呂入りな。
ご飯はもうすぐ出来るから。」


お礼を言って、
使ったタオルを洗濯機に入れて
風呂に入った。

熱く火照った身体には
お風呂のお湯は熱くて、
風呂場の窓を全開にした。

暗く、赤くなった空を見つめながら
溜め息をひとつ。


「つかれたー!」

もうそれしか言えないくらいに
身体の力を抜く。



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