愛してますから。



もちろん、若君は不良のボス。
さすが私の君主様!そしてこの男は若君の友達、



「はよ、徳川」


「おはよ〜!あれ、ユイちゃんはやってくれないの?」


「いやよ!」


「……ユイ、」


「おっはようございます!」




紅茶色の柔らかい髪に優しげな目元
若君の御友人、徳川 茂。
まぁこの男もなかなかの奴、若君とつるむだけある。







「いやぁ〜相変わらずの忠誠っぷりだね。
ユイちゃんって」

「うるさい!私は若君を一目見たその時から一生ついて行くと決めたんだ!」

「あの時はさすがの僕もびっくりしたよ〜
徹もびっくりしたよね?」


徳川のいうあの時、それは高校の入学式の時だ。




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