裏切り~信~
5時間目が終わって、帰りのしたくをし、

「さようなら」

の号令とともに、僕は教室を出た。


すると、話しかけられた。

「涼っ!」

怒ったかのような尖った声だった。


声的には海だ。

振りかえって、やっぱりな と思った。


涼「何?」

海「ちょっと話あンだけどっ!!」

涼「だからなに?」

海「ちょっと、こっちこっち」


僕は海に引っ張られ、運動場の池のあるところに連れて行かれた。

涼「何?」

海「今日の話… 聞いてたでしょ?」

涼「は?」

海「メグから聞いたよ」

涼「…」


それから僕は、

衝撃的な事実を聞く事になったのだ。


菊曰く

涼が居たから彩と話すことが出来なかった。

マジやめて欲しい。

消えろ!


彩曰く

菊は俺のモノだぁ!
涼DEATH、もう大親友だね

「菊>もう離さないニャン」


それを聞いた僕は、立ちつくすことしかできなかった。
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