泣き顔にサヨナラのキス


今話し掛けるのは、流石に気まずいし。


あとで缶コーヒーでも手渡そう。


そう思いつつも、昨夜のことを考えると顔を会わせるのが恥ずかしくて仕方がない。


彼氏以外にあんな酔っ払ったところを見せるなんて、社会人失格だな、あたし。


本当、気をつけよう。


項垂れたままで反省していると、孝太の冷たい声が頭の上から落ちてきた。





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