向日葵の逝く先
「ギブギブー!」
アキちゃんに羽交い絞めにされて叫ぶわたし。
「じゃあわたしのことをどう思ってるのかはっきり言え!」
「ふええ。アキちゃんは可愛くて格好いいです…!」
「もっと褒め称えろ!」
「スポーツをするお姿は凛々しく輝いて、さながら学園のアイドルですよおお」
「はい、オッケー」
ふふん、と笑ってアキちゃんはわたしを放した。
教室でご飯中の人たちが、わたしたちのコントを見て笑ってる。
まあ、ね。
いつものことだから。