向日葵の逝く先
「じゃ、わたしは先に体育館に行ってるから。花も食べ終わったら来るんだよ」
「了解であります、隊長…」
「よしよし。素直な部下は好きじゃぞい」
アキちゃんはそう言って、ふはははと高笑いしながら教室を出て行く。
「いいぞーアキー」
「かっちょいいー」
なんて、クラスメイトたちは爆笑。
負けた…。
アキちゃんには勝てない…。
そういうわけで。
わたしはお弁当を片付けた後、
重い足を引き摺って体育館に向かった。