群青の月
「自分自身にも、自分の人生にも、いつも嫌気が差してた……。あたしを産んだ母親の事を何度も恨んだし、今だってあの人には嫌悪感しかない……」


柚葉は深いため息をついた後、意を決したような表情をした。


そんな彼女の横顔を見つめながら、今度はどんな話が飛び出すのかと考えては、また不安になる。


全てを受け止める覚悟を決めたはずなのに、そうするには俺の器が小さ過ぎる気がして…


正直に言うと、柚葉にどんな言葉を掛ければいいのか、そしてこれからどうすればいいのかって事すら、もうわからなくなってしまっていたんだ…。


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