愛姫



サラが息を切らして入ってきた。




「ユアー!!!」




サラがユア目掛けて笑顔で走ってきた。




「・・・サ、サラ・・・??何??」




「おめでとう!!!!!!」




「・・・え・・・??」




「お兄様がユアを候補じゃなくて正妃にするって!!!!」




「・・・・・・・・・」




・・・・な、なんで・・・・・?




「サラ」




聞き覚えのある声。




ノディアが扉のところに立っていた。




「ユアには余計なことを言うな」




「ノ、ノディア様・・・・・・・」




ユアはいまいち状況がわからずに戸惑う。



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