愛姫
「由緒正しい王族が・・・・」
「・・・どこの者かわからない女などを・・・・」
コソコソと話す声が聞こえた。
こ、怖い・・・・・。
サラがユアの様子を心配そうに見ていた。
「ユア何あんなに震えてんの?」
ジュナがサラに聞く。
「ユアは慣れてないの・・・」
「てか、あの二人・・・全然仲良くないわけ?」
「・・・それは・・・・」
それからノディアは父親から王位を引き継いだ。
その晩は宴が開かれていた。
「「・・・・」」
ノディアとユアは二人手にグラスを持って並んでいた。
ノディアは宴の踊りや演奏をただ見てお酒をグイグイ飲んでいた。
ユアは周りの視線から逃げるように下を向いて少し震えていた。
「・・・・」