愛姫



「きゃっ・・・」




「気に入らない。俺から目を背けることも隠し事をすることも・・・」




強い瞳がユアの瞳にうつる。




月明かりだけの部屋。




「・・・ノディアさ・・・・んぅ」




塞がれた唇。




「・・・っふ・・・んん・・・」




「名前で呼べと言ったはずだ」




不機嫌な声。




強い力でベッドに倒された。




「・・・ノッ・・・ノディア・・・っきゃ・・・」




「何故泣いた?」




「・・・そ・・・それはっ・・・・」




口ごもるとノディアが頬をつねってきた。




「言え」




「痛・・・」




ぶにーとつねられる頬が痛い。



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