あなたと私







窓の外にいた女は、自分だったんだ。
自分の姿が反射して見えた。
本当の私はやつれていた。怖いほど狂っていた。

私は真子が死んだことを認めている私を否定していた。



西高に向かう途中の記憶がなかったのは、あなたが走ってたからなんだね……。





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