イジワル王太子と政略結婚!?
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夕方になると、リリィの呼吸が荒くなってきて熱が上がってきたようだった。



「変わりはない?」

『えぇ、ちょっと苦しそうだけど大丈夫よ』


ウィンクルにリリィの様子を見ててもらっている間、俺は水を汲みに行っていた。



「今日はありがとう。ウィンクルはもう帰った方がいい。ここじゃ休めないだろ?」

『でも、もし何かあったら…』

「その時は俺がそっちに行くよ。大丈夫」



彼女は渋々俺の言うことを聞いて、自分の寝床へと帰っていった。


もう何もないと思いてぇな…。


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