イジワル王太子と政略結婚!?
「リリィ…」


火照った顔に手をあてるとすごく熱い。

池の水で冷やした布切れを額に乗せた。



「ごめんな…」


苦しそうに息をするリリィを見るのは俺も辛い。

自分はなんて無力なんだろうと思う。


本当に情けねぇな…。



水を飲ませてあげようかと、リリィの上体を少し起こした。


コップを口につけて水を流し込むが、まだ目覚めていないせいでうまく飲めない。



でもこのままじゃ脱水症状になっちまうよな…。


どうしようかと考えて、俺は自分の口に水を含んだ。

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