イジワル王太子と政略結婚!?
『ん?なんだよ』

「…なんでもなーい」


私が冷ややかな目で見ているのに気づいて、シーナは首をかしげた。



『結婚おめでとう!』

『ありがとうございます』


また別の王様に声をかけられて、爽やかな笑顔で挨拶を交わすシーナ。



『リリィ姫もあんなに綺麗になられて…。君も鼻が高いだろう』

『本当に…僕には勿体ないほどの女性ですよ』



そんなこと思ってもないくせに…

よく言うわ、この男!




シーナにとって、私の存在はただの許婚に過ぎない。


この結婚も国の為、自分が国王になる為でしかないのよ──



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