イジワル王太子と政略結婚!?
「…はぁっ!?」

『あ、お注ぎしますよ』


怒ってやろうかと顔を向けると、シーナはお父様にお酌をし始めた。


また言い逃げするし…悔しいっ!



なんかシーナが言うと冗談に聞こえないのよね。


実際、今まで何度か襲われそうになったこともあるし…。




私たちの関係って何なんだろう。



婚約者って言ったって、愛し合って結婚すると決めたわけじゃない。

だからってただの幼なじみでも、友達でもない。


ずっとグレーな関係のまま……




シーナが私のことを一人の女として想ってくれていたら──


ただ、それだけでいいのに。



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