イジワル王太子と政略結婚!?
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「あー疲れたぁ〜…」


晩餐会も無事終わり、普段の服に着替えた私はベッドに倒れこんだ。


すごく幸せな一日だったけど、元の世界に戻ってこれた安堵感と気疲れでもうクタクタ。



「このまま寝たい…」

『寝かせねーよ?』


目を閉じて仰向けに寝そべっていると、シーナの低い声で起こされる。


『ここまで運んでやったの誰だと思ってんだ』

「……いじわる!」



初めて履いたヒールのおかげで靴擦れしちゃったから、ちょっと肩を貸してもらっただけじゃない。


運んだなんて大袈裟よ!


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