イジワル王太子と政略結婚!?
二人だけでいるのなんていつものことなのに、変なの……


「…もう…自分の部屋戻ったら?」


窓の外を眺めながら言うと…



『それが旦那様に向かって言うセリフかよ』

「──っ!!」


後ろから抱きしめられた。



『俺がどれだけ我慢したと思ってんの?』

「ひゃ…っ!」


そして首筋にキスされる。



「わ…私にだって…心の準備ってものが…」


シーナの甘い吐息とキスがくすぐったくて上手く喋れない。


『準備なんて必要ねーよ。俺は優しいって言ったろ?』



次第にシーナの手が私の胸元を彷徨い始め…


身体中がぞくぞくする…っ!


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