イジワル王太子と政略結婚!?
妖精は少し離れて、今度は私たちの全身を眺める。


『だから二人とも素敵な格好してるのね〜。やっぱり王族の人たちって違うわ』

「あぁ、これは結婚式の衣装だから…」

『えっ、これから結婚式なの!?』


あ。思わず言っちゃったけど、話をややこしくしちゃうかな?



「あの、実は…」

『そうなんです。今日は仮の衣装を着させてもらってるだけだけど』


シーナが私の言葉を遮って適当なことを言う。


そして妖精に聞こえないように
『お前は黙ってろ』と小声で注意された。



ちょっとムッとする私。


でも…ここはたしかにシーナに任せた方がいいかも。

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