イジワル王太子と政略結婚!?
『アタシはウィンクル、よろしくね!お近づきになれて光栄だわ』


ウィンクルは七色に輝く羽をはばたかせて、くるっと一回りしてみせた。



『アタシ綺麗なモノと歌うことが大好きなの。
アナタたちの結婚式で歌ってあげてもいいわよ!?もちろんサービスだから心配しないで♪』

『それはどうも…』



相変わらずおしゃべりなウィンクルは自己紹介も長い。


食事しながら聞いていた私たちは、苦笑いしつつ相づちをうっていた。



『アタシは花がたくさん咲いてる水辺に住んでるの。だから夜はそっちに帰らせてもらうわ。
あと兄弟は姉が一人と……』


そこまで話したところで、彼女は急に黙ってしまった。

< 97 / 241 >

この作品をシェア

pagetop