歳の差レンアイ、似た者同士。
話したらマズかったか?

そう思いながら、言葉を選んだ。

「学校の健康診断で心電図異常が見つかって、それで受診されただけなので…。自然に治ることが多い病気ですので、それほどご心配なさらなくて大丈夫ですよ」

心配しなくていい。

そう言っておきながら、今一番アイツを心配しているのはオレかもしれない。

「もし帰られましたら、学校が終わってからでいいので、一度診察のほうに来てもらえるよう伝えていただけますか?」

そう言って、受話器を置いた。

とりあえず生きてはいるらしいな。

学校も毎日行ってるらしいし。

ホッと胸をなで下ろす。

何事もなくてよかった…。







それでも、

翌日も、

その翌々日も、

荻原紗英が来ることはなかった。









何してんだよ!?

心配どころか、苛立ってきた。

なんだろうこの気持ち…。
< 23 / 79 >

この作品をシェア

pagetop