歳の差レンアイ、似た者同士。
またまた無表情で言う。

…こえーよ…。

高校生のクセに、なんて威圧感だしてんだ?!

「バカにしてるつもりはなかったんだけど、なんか気にさわったなら謝るよ」

「…はぁ~…」

って!

ため息で返事すんなよ!?

まぁいい。

とりあえず診察。

検査室から来たデータと心電図、エコー結果を開く。

……ん?

これは……

「荻原さん、検査結果なんだけどね…タコツボ心筋症の可能性が」

「は?」

「タコツボ…」

「は?テキトーに言ってる?」

「…立派な正式名称だっ!!」

こんのガキ!

ひとのハナシを聞けー!

「タコツボ心筋症は、強いストレスを感じたとか、精神的なものから誘発さることが多い、立派な病気なんだよっ!」

「ふーん」

…ふーん、て!?

完全にバカにされてる感じ?

「とにかく、今は経過観察でいいけど、重症化したら命にかかわる病気だぞ!?再診予約入れておくから、ぜってー来いよ!?」

「はいはい」

根性叩き直してやる!

そう決心して、わざと自分の当番日に予約をいれておいた。

どこかで、放っておけないというか、気になる患者であることは間違いない。

荻原紗英。

何を考えてるかサッパリわかんねぇ。

まるで、

宇宙人みたいだ。
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