探偵の苦悩
Bは、僕の母を道づれに、自殺した。
ああ、そうか。
僕は気づいた。
何故、父は僕と母を旅行へやったのか。
父が何故、僕と一緒にいる人が事件に巻き込まれることを、秘密にしろと言ったのか。
父は母を殺したかったのだ。
母が死んだ後、父は蒸発した。残ったのは、
僕と弟だった。
それからも、
僕は事件を解決した。
それから度々事件に遭遇し、僕は事件を解決した。
誰かが名探偵に憧れるのや、推理小説ジャンキーになるのはちっとも構わない。
だけど僕は探偵になんてなりたくなかった。
事件に遭遇する日々なんて、僕はいらなかった。
僕は普通が欲しいと思った。
物語の探偵は、狂ってる。
周りの人を平気で事件に巻き込んで、
事件にあってワクワクする?
狂ってるよ。
身寄りがない僕に、
二つの案が浮かんだ。