月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~

 私はマンションについて、駐車場にいる晃さんが目に入った。

 記憶にまだはっきり残ってる晃さんが車から降りて、こっちに向かってくる光景。

 私は思いっきり走った。


 あの時と同じように・・・。


 でも、あの時は聞こえてこなっかった足音が今は聞こえてくる。

 後ろから追い上げてくる、強い足音が・・・。


 私はあの時以上に必死で走った。



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