先生と生徒

「いい湯だねーっ」


女二人で大きな浴場。
ちなみに他の客は居ず、華と二人きり。


「んで、さっき和也くんに何かされたの?」


「さっき、って?」


「部屋から出たとき!」


「……」


部屋から出る前、後ろから抱き締めた和也に甘えん坊って言って、お風呂の準備してたら…耳元で。

"次は一緒に入ろっか"


低くて、甘くて…優しい声で囁かれた耳は、私の体温は、急上昇。


軽く華に話すと、


「何、そんな初々しいことで照れてんの?…ってまだあんたらシてないの?」


そう言うと、華が少し前に出て、私を見る。
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