先生と生徒
それに続いて、私も部屋に入った。
「…やけに長かったな?」
「…ん、や…まぁ」
また、華の変な吹き込みによって、変に緊張している私。
「…そう?ならいいけど…」
と、ベッドに寝転ぶ和也。
「マキ、こっちおいでー」
「ん…」
和也に手招きされたところに歩み寄る。
「今日、命日なんだ…」
「…そうだったねっ」
「…俺、って今さら聞くもんじゃないけど…」
「?」
「俺、マキのこと、将来も踏まえて考えてんだ。重いかもしれない、でも、これからも先、一緒にいたい…マキ、はどう思ってくれてる…?」
「…私、は…」
どう、思ってる…?