先生と生徒
-side.先生-
「酒井ー…ってこりゃダメだな…」
酒井の家の前。
隣で気持ち良さそう、いや、少しだけ悲しそうな顔で寝ている酒井。
起こす、なんてこと出来ないしな…
でも早く帰らないと翔がな…
佐知子帰って来ないしな……
うーん……
悩みぬいた結果、
「酒井。起きろー!」
起こすことにした。
運転席を降りて、助手席に回る。
「酒井、起きろ…って」
ホントにスヤスヤ寝てる。
やっぱ、佐知子に似てる…けど、酒井のがどこか幼げだな…
「じゃなくて、起こさねぇと…」
もう一度、"酒井"と呼んで、肩を揺すった。
「酒井ー?起きろ…」