王様の、言うとおり



相変わらず無表情で。



でも、他の皆は好奇心を含んだ視線。



キングは明らかに鋭い剣のような視線。視線の送り方が違います。


睨んでるような……?




「え、何?」



「森田、祭りの時春日さんと一緒にいたでしょー?」


ニヤニヤ笑いながら聞く子に、私は無性に腹が立ちました。



私の立場をまったく知らないで楽しそうに。



実際一緒の所を見てるのにどうして確認するんですか……!




「祭り……?」



ぽつん、と答えて不意にこっちを見た森田くん。



私はどうすれば良いか分からない表情で森田くんを見つめます。



すると森田くんは軽く笑って。



「いたよ!春日の私服可愛かった!!」




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