王様の、言うとおり




たった数分の事だったのに、それを誰かに見られていたのは驚き。



世間って狭いんだなぁ、と痛感。


「……何。」



ふーっと溜息を吐いたキング。



「俺が無視したとかで拗ねて迷子になって。怒ってた癖に。菜月も人の事言えねーじゃん。」

『なっ!』



「俺が待ってた間、菜月も楽しそうに話してたみたいだし?森田クンと。」



言い方がわざとらしいです。



……ちょっと、待って下さい。


楽しんでは無いです。話はそれはしましたけれど、楽しかったと言うことは、楽しんでは……。



『違っ……。』



否定をしようとすれば、視線を外されキングは鞄を机の横にかけまして。



< 149 / 600 >

この作品をシェア

pagetop