王様の、言うとおり



ちょっと、良いかも知れません。

『まず、俺からね。』



そう言って、手を回し、がっつり砂を削りました。



いきなりすごい量の砂が山から削れて。




待って。

公平かと思ったけれど、コレ、

手の大きさで不利なんじゃ……?

削られた山を見て思います。

続いて、私。

まだまだ大丈夫だろうと思ってガッツリいきます。




私の元へ集まる砂。


こういうの、本当に久しぶり。



ふと思い出してくる、記憶。

そういえば、昔キングと来た時もやってた。


あの頃はお父さんたちも一緒で。



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