王様の、言うとおり
これでキングの元に戻れば任務は完了!
軽く頭を下げて出店から離れれば、一緒に離れた森田くん。
『あれ?森田くんは、買わないの?』
「うん。」
さらっと答えた彼に、焦る。
『もしかして私のコレを買うためだけに付き合って待ってて……。』
「や、気にしないで。」
『気にするよ!』
何も買わないのにただ待っててくれたなんて。
どれだけ優しいのですか。
京くんに見えます。
『あ、じゃあコレいる?』
今貰ったはしまきを取り出せば慌ててそれを止める森田くん。
「いいよいいよ、」
『はしまき嫌い?』
「嫌いじゃないけど、それ、春日が買ったんだから。」
『でも……。』
「春日さんが買ったんだからさ。ね、」
『ごめんね……?』
申し訳ないです。
「……それよりさ、」
『はい?』
「誰と来てんの?」