夏コイ★1ヶ月の特別な時間
「あら爽くんっ。
これ預かってたのよ!!
財布もケータイも置きっぱなしだからびっくりしちゃって~」
「ごめんな、おばちゃん。
預かってくれてサンキュー♪」
爽太くんは太陽スマイルで海の近くに住む、彰くんのお母さんから荷物を受けとる。
「サーフボードは裏に置いてあるから」
彰くんが家の影から顔を出しながら言う。
「あ、あたしそろそろ帰るね。」
人の家にこんなにいたら邪魔になっちゃうし……
「えっ?送ってくからちょっと待ってて!!
すぐに戻るからっ」
返事を聞かずに爽太くんは裏に言ってしまった。
「爽太さー、夏海ちゃんに気があると思うんだよね。」
「うわっ!!彰くんっ。」
いつの間に横に立っていた彰くん。
「でもあいつバカだからさ、夏海ちゃんがフォローしてあげてよ。」
「えっ?」
そう言うと、彰くんは家の中へ入っていってしまった。