One night lover
「は…はぃ……」

あ~ン、言っちゃった。
私のバカ…!!

本当に私お人好し。

「真由美ちゃん…でも」

優さんが驚いて私を見てる。

「本当かい!?いゃぁ~ありがとう!」

そう、優さんの母親が笑った。

「あ、真由美ちゃん
私の事は恭子さんと呼んどくれ」

はは…

「はい」

私は苦笑いしながら、そう答えるしかなかった。

「あ、私片付けますね」

そう言って、席を立つ。

キッチンに着くと、優さんが残りの茶碗を持ってきて、流し台に入れ
私に「ごめんね」と謝った。

私は、「いいんです…」と笑って言った。

優さんは、まだ困った顔で「でも、お仕事は…」
って聞かれて

私は「気にしないでください」と、少し素っ気なく答えた。

優さんは、何か言いたげそうだったけど
それでも私に「ごめんね」と、私にもう一度謝ってリビングに戻って行った。

ふぅ~
本当は、休みだからいいんだけど…

でもやっぱりそっくりだよね。

親子だもん。

笑った顔といい、頼み事の顔といい…

私は、皿洗いしながら
くすりと、思い出し笑いをしていた。
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