One night lover
優さんが、髪を乾かし終わったのか
電気が消された。

私は、まだ眠れないでいた。

ベッドに横になるも、眠れない。

豆電球がついてあるけど、静かになった部屋…

リビングに寝てる優さんと
ベッドに寝てる私の
距離は、近くて遠い。

フスマみたいな仕切りがないのだ。

優さんは、そっぽ向いて寝てる。

もう、寝たかな…?

「ねぇ…」
「ん…?」

直ぐに優さんの声が聞こえた。
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