One night lover
そして、私は図々しくもシャワー借りて
部屋着も借りた。

私のバックには、化粧落としと、トラベルセットが入ってるから大丈夫だった。

そして、私がシャワーから上がると
優さんが、ベッドを整えていた。

「ありがとう、お風呂」

私が後ろから声かけたもんだから、優さんはびくっと肩を振るわせたものの、私を見て「うん」と短く返事をした。

ベッドを整えた優さんは、「俺もお風呂入ってくるよ」と言い残し
部屋を後にする。

私は、整頓されたベッドに座る。

部屋の中を見回すと、リビングの方に枕と薄い毛布が置いてあるのが、目に止まる。

優さん、いくら畳の上とはいえ…あれじゃ風邪ひくよ。

そう思ってた時、シャワーの音が消え
優さんが、出てきた。

濡れた頭を、タオルで吹きながら
「あれ、まだ起きてたの?」と私に話かけてきた。

「ねぇ、そこで寝るの?」

私が指さしながら聞くと、優さんは
「うん、気にしないで
俺はもう寝るから
真由美ちゃんも早く寝なよ」と言った。

そう言われたから、私は素直に寝る事にした。
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