四十階段物語



「ちょっとゴータ君!?冗談はやめて下さいよ!」


ビンゴが言うが、ゴータの声はない。


「ゴータ!?」


俺が言う。が、やはり返事はない。


「ねぇアンタいい加減にしなさいよ!?」


サクラが少し怒り気味に叫ぶ。

冗談じゃなかったら・・・という不安を隠しているようにも聞こえる。



しかし・・・



ゴータの声は、聞こえない。









そこで俺はあることを思いついた。



「なぁ、みてみないか」




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