いぢわる兄は同級生






仲良さそうに話す2人を、あたしはただ見てることしかできなかった。



あたし‥‥お邪魔だよね。


先に教室行こうかな‥‥。



そう思った時。




「あれ‥‥?昨日の‥‥」


チラッとあたしを見た彼女さん。



たぶん、あたしと雅が昨日告白現場に遭遇しちゃったことを覚えてたみたいで‥‥。



「ん、もー子」



そっけなくそう言った水樹は、あたしの頭の上にぽんっと手をのせた。


「もっ、もー子じゃないってば‥‥っ。」



なんだかイラッとしてその手を振り払う。




「そっか、あなたが妹さんだったんだ。あたし、渋谷結衣(シブタニユイ)!同じ1年生だよ!」



水樹に笑うように、あたしにもニコッと笑った彼女は、あたしの手を握った。






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