ハッピーエンド
「私達はどうなるんですかね?」

刺激しないように仲埜はそっと話した。

「仲埜さん達は申し訳ないが此処にいて下さい。あとはあなたに聞きたい事が少しあるだけです。すぐに済みますから」

「でも出ると言う事は暗証番号を押すんでしょ?その隙に私と東君、蓮尾さんで突入しないとも限らない・・・いや私はそうさせて貰いますよ、此処じゃなくても話せるはずだ」

仲埜の言葉に葛西は顔を歪めた。

「わ、私も出して・・・お願い此処から出してよお」

外に出るという言葉に敏感に反応した亜衣が泣き出しながら詰め寄った。


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