「あ~ルナ!」

走って私の前まできたハチ。

「どうしたん?」

「あした・・・」
そこまで言って友達の存在に気づいたのか私をひっぱって廊下の隅まで連れていった。

「もーハチ・・・なに?」

「ごめんごめん!」
手を合わせて謝るハチ

「わかったから・・・何?」

「あ~明日から一人で学校行って!」

「は?いっつも一人じゃんか!あそこからの道がどれだけ寂しいか・・・ハチには・・・」

「違うって!チャリで連れていってあげられへんねん!」

「え?何で?」

「・・・・・・彼女ができてん。」

少し照れて言うハチ・・・。




彼女・・・





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