恋
「あ!そうだった。」
窓からルナに視線をズラし、続きを話そうとした
えっと…なんだっけ?
何の話の続きだっけ?
俺があまりにも何も言わないのに気づいたのか
ルナは少し笑いながら
さっきの話の最後に言った言葉を言ってくれた
「今、どーしてるの?」
「あ!そーそ、今だ!」
俺もやっと思い出し、少し笑いながらそう言って
続けようと思ったけど、すぐに涙がこぼれた
「…ハチさん?」
あたりまえに、ルナは驚いてた。
「…ごめん。コンタクト…なんか、痛いや」
「大丈夫ですか?」
ルナは心配してくれている…けど、
コンタクトなんて痛くない
ただ、
"今"の答えを
考えだしたら急に涙が溢れちゃったんだ