行き先も考えずに歩いていると、
知らない間に小学校についた




「・・・なんだよ、着ちゃった。」




古びた校舎が俺を向かえる。



あの木は、何にも変わってない。
青々と茂っていて…



枯れてなくてよかった





「……ハチ?」


懐かしい声が、俺の後ろから俺を呼ぶ。


ゆっくり振り返ればそこにはサオリがいる。


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