太陽の当たる場所で座り込んだ私たちに会話はなかった。
何も話題が出てこなかったからだ。

さんざん考えて、私はさっきあったことを話てみた。



「さっき…あの子達に呼び出されたんだ。」

「え?アイツらに?」

少し驚くハチ。

「うん…私とハチの関係を聞いてきた。」

「へ~で、なんて答えたん?」

「…"友達"だよって。」

「…ま~確かにそうやな。」

「…けど、あの子達はそれだけじゃ、納得いかなかったんか、いつもハチの隣にいますよね?って…」

「ハハハ」

何故かハチは笑い出した。

「なんで、笑う?」

私が怒りながら言うとハチは私の頭を撫でながら言った。


「俺ストーカーされてた?!」

「…馬鹿。」
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