その言葉を

私は何年も待ち望んでいたのに。


どうしてだろう?

もう私に向けられることはないんだ…
あの子はずっとハチをみていたんだ…


だから、ハチに好きだと想ってもらえるんだよね。





「そっか。」




その後、ハチは一人でいろんな話をしていた。
私はその話を聞きながら頭では違うことを考えていて、何を言われたかなんか覚えてない。

ただ

「うん…へー」

としか言ってなかったから…。



チャイムが鳴るのを早く感じた。






今日で…私の恋はもう、叶わない恋へと変わったんだ。


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