恋
立川さんが私の前に来て手紙をくれた。
「ありがとう・・・。」
「先輩にはどうやっても叶かなわなかった・・・。
先輩は友達なのに…私が彼女なのに、
越えれなかった。」
「え?」
そう言って立川さんは私の前から走って何処かへ行ってしまった。
「ルナ!」
ポカ・・・
「イタ!」
振り返ると卒業証書の筒を持っているハチがいた
写真、撮らんの?」
「え?誰と・・・。」
「決まってるやん!俺と!」
そう言うとハチは私の手をひっぱりみんながいるところに連れて行きカメラを渡した。
「ホラ、レンズみて~。」
「ハチ…。」
「そんな顔してんなよ!笑えって。今日は卒業式やぞ!」
何故かハチは凄い笑顔だった。
どうしてこのとき写真を撮ろうといわれたのかわからない・・・。
ただハチの笑顔にそんな疑問は飛んで行った。