「ルナ?」

ハチは不思議そうに私に聞いてきた。
私は手紙を閉じて真正面を見た。


「卒業おめでとうございます。だって~」

「へ?それだけのためにわざわざ?」

「後は秘密!手紙の意味なくなるじゃん…。」

そう言っている間に埋まっている場所に着いた。

男達は何処からともなくスコップを持ってきて掘りはじめた。


「ハチ?いっつも部活の途中で誰を見てたの?」

「え?」

「それが不安のタネだったって書いてた。」



そう・・・それは嘘。


「お前だよ」



そう言って欲しくて・・・


最後の期待を…そこに託してみたくて。



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